CHAGE&ASKA「PRIDE」のアレンジを開始。
素人ながら、楽譜を見つつ、パズル的にメロディとコードを組み合わせて、ウクレレソロアレンジを作ってみた。
でも早々に行き詰まって、先生のところへ持って行ったところ、いろんなアイディアが出てきて、自分の引き出しの少なさに&音楽の自由度の高さに驚いた。
自分の最初の思考は引き算のアレンジだったのが反省点。
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友人のライブ
友人のソロライブを見て、すごいなあと感心したり、悔しいなあと負けん気を起こしたり、いろいろ刺激があった。
端的にまとめれば、求めているものが違うと、こんなにも成果物も違ってくるのか、という驚き。
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ライブ振り返り
友人と組んでるトリオでライブ。
三人それぞれ音楽の好みが違うし、歩みのスピードもばらばらなのだけれど、お互いの個性を活かして面白いコラボレーションになったと思う。
いろいろな出会いに感謝。
見世物ではなく音楽を(3)
読み物ではなく文学を。
文学に話を振って考えてみる。
この類の問いはどこの分野にでもあるらしい。
何を文学と定義するか、もちろん共通の答えはない。
けれど、この問いの先に、どんな魅力的なものを見つめているのかは、非常に大事。
自分の好きな作家・批評家の定義を混ぜ合わせた文学の価値は、「異物とのコミュニケーションを行う場を提供すること」。
曲に埋められたイメージの塊
歌詞のある楽曲から、歌詞を抜いて音だけのインストにしたならば、それは不完全な楽曲なのではないか?
最近の考え事を、敢えて尖った問いの形にしたならば、おそらくこうなる。
歌詞を音楽の価値と見ていた自分にとって、インストとの距離感がなかなか掴めずにいる。
でも、CHAGE&ASKA楽曲のソロアレンジを組みながら、インストだけでも不完全ではないんだということがようやく分かった。
曲に埋められたイメージの塊を、うまく引き出すことが出来るなら。
On Your Markのイントロ転調
はてな匿名ダイアリー「CHAGE&ASKAの”On Your Mark”について 」より
J-POPを分析するときに調性を云々言うのは的外れと言われるかもしれないが、決してそんなことはないと思います。変ホ長調はベートーヴェンが「交響曲第3番(英雄)」で用いた「荘厳の響き」の調性、そして嬰ヘ長調は♯が6つ付いて、複雑で混沌とした響きを持つ。例えば、マーラーが「交響曲第10番」のアダージョで用いたのは嬰ヘ長調である。チャゲアスで変ホ長調の調性を探すと「PRIDE」や「Sons and Daughter~それよりも僕が伝えたいのは」を挙げることができます。ベートーヴェン「英雄」と同じく、どちらも荘厳の印象を私たちに与える曲です。しかしながら重要なのは、「On Your Mark」はこの荘厳の調性からすぐに転調する(=外れる)ということです。すなわち、この曲は、はじめから「英雄」からの「除け者」であり、「PRIDE」のように素朴かつ豪胆に歌い上げることさえ禁じられたものの歌なのです。したがって、「On Your Mark」ははじめからかなりひねくれた性格をもつ曲なのです。この冒頭の転調を聞いて、たしかに私たちはどこか言い知れぬ複雑さを覚えるのではないでしょうか。
「On Your Mark」は長きに渡って一番好きな曲だったので、いつかアレンジしなきゃ。
Gb MajorはCHAGE&ASKA楽曲の中では「夜のうちに」が該当。
- 変ホ長調(Eb Major Scale)「荘厳の響き」
- ベートーヴェン「交響曲第3番(英雄)」
- CHAGE&ASKA「PRIDE」
- CHAGE&ASKA「Sons and Daughter~それよりも僕が伝えたいのは」
- 嬰ヘ長調(Gb Major Scale)「複雑・混沌」
- マーラー「交響曲第10番」
- CHAGE&ASKA「夜のうちに」
alive in liveのダイナミクス
togetter「澤近泰輔氏によるalive in live回想録」より。
「Man And Woman」はオリジナルはピアノ始まりですが、是非ガットギターでやりたかった。
響きには確信がありましたが、狩野ちゃんが見事に弾いてくれました。
所謂「大曲」なので、極薄にしてダイナミクスを表現する。
「MGIA」の『心に花…』と似たやり方。
2007年のツアー「alive in live」はDVDでしか見ていないけれど、CHAGE&ASKAで一番好きなライブ。
支えたのは澤近泰輔だったのか。
そんな好きなライブのアレンジについて、ダイナミクスへ言及していることが興味深い。
自分の中でのダイナミクスのイメージは、抑えるところはとても静かに弾いて、サビで一気に弾けるというもの。
「alive in live」で言えば、『RED HILL』のような。
一方、輪廻転生を歌った大曲『Man and Woman』は、全ての楽器が一曲通して「極薄」。
静かなガットギターから始まり、優しくピアノが加わり、ASKAのボーカルがそっと入り、2番あたりからCHAGEの丁寧なハモリ、コーラスが入っていく。
極薄なものが積み上がることによって、盛り上がりを作っていく。
歌も、ダイナミクスを作り出す楽器の1つとして存在していることがポイントか。
いろんなダイナミクスの表現方法があるんだなあ。
#MGIAは「My Game Is ASKA」のことか。
友人談、書道。
すでに最高の到達点は存在していて、あとはどうアレンジしていくのか、という世界。
書くときの迷いが反映されたりすることで、オリジナリティが出る。
歌詞のない曲。
ASKAは曲を先に作って、後から詞を入れると言う。
歌詞がなかなか出来なくて、楽器のレコーディングが終わってから、ようやく歌詞が出来ることもあるとか。
今まで考えたことも無かったけれど、このとき、ミュージシャンたちにとっては、歌詞のない曲を演奏していることになる。
この曲はこういう曲だ、というのを自分は主に歌詞で評価する。それを彼らは歌詞のない段階でやっているのか。
不思議。
クラブ+ロック
アルバムコンセプトとして「クラブミュージックとロックミュージックの融合」という言葉が当時はよく使われていました。
(中略)
いわゆるクラブっぽさを醸し出しているのはリバーヴを効かさず無機質で機械的なドラムの音とあまり大きく起伏しない骨太なベース音です。「同じ時代を」や「In My Circle」のような温かみのある歌でもドラムとベースの音は無機質な『kicks』の音なのです。
クラブミュージックってこういう部分を指していたのか。
「Girl」はいつか挑戦したい名曲。
無機質で機械的な音って、ウクレレで作れるのかしらん。
このアルバムを最初に聴いた時には、異色すぎてぎょっとした。
でも今は普通に格好良いなと思って聴く。
何が心を打ったんだろう。