リズムパターンにおける静と動

ウクレレ初心者向けの本を読んでいて分かりにくいのが、ストロークの練習の際に「1拍目にアクセントを付けましょう」と書かれているところ。
一拍目だけ強くストロークしてみるけれど、微妙な違いなのでよく分からない。
そのアクセントの部分に、例えばロールを入れてみたりすると、音質が違うからアクセントが際立って起伏が見えやすくなる。
強く弾くことに意味があるんじゃなくて、対比から起伏を生み出すことに意味があるんだ。
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曲全体のダイナミクスの試行錯誤

曲全体をいかに滑らかに弾くか。
まだ感覚的な表現でしか無いけれど、自分の演奏に気持ちをいかに乗せていくかということも大事だと思う。
気持ちを乗せやすくするために、弾く機会があるたびに曲の構成を変えてみている。
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Imagineの曲全体のダイナミクス

曲全体のダイナミクスについて。
物語で言うところの起承転結。
単純に考えると、イントロ~Aメロは弱く弾いて、サビに近づくにつれて強く弾く、というアレンジが考えられる。
でもこのアレンジは、単に強く弾く/弱く弾くというレベルではなく、テクニック=身体の動かし方のレベルで作られている。

Aldrine GuerreroのImagineの構成
イントロ
→Aメロ1→Bメロ1→Aメロ2→Bメロ2→サビ1(*)
→Aメロ3→Bメロ3→サビ2→サビ3(*)
→エンディング

一つ目の盛り上がりは、AメロBメロが2回続いて、サビに至る。
二つ目の盛り上がりは、 AメロBメロにサビが2回続く。
盛り上がりの頂点、(*)印の付いたサビでは無音の溜めが入る(後述)。

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曲全体のダイナミクスと、局所的なダイナミクス

ダイナミクスには、2種類あると思う。
曲全体のダイナミクスと、局所的なダイナミクス。

曲全体のダイナミクスは、イントロ→Aメロ→サビと盛り上がっていく流れ。
局所的なダイナミクスは、小節単位、あるいは小節内での盛り上がり。
局所的なダイナミクスによって小さな波が生み出され、それが全体のダイナミクスと連動して、大きなうねりとなっていく。

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