曲全体のダイナミクスの試行錯誤

曲全体をいかに滑らかに弾くか。
まだ感覚的な表現でしか無いけれど、自分の演奏に気持ちをいかに乗せていくかということも大事だと思う。
気持ちを乗せやすくするために、弾く機会があるたびに曲の構成を変えてみている。

-music party(Aldrine版と同じ)
イントロ Aメロ1 Bメロ1 Aメロ2 Bメロ2 サビ1(*) Aメロ3 Bメロ3 サビ2 サビ3(*) エンディング

-ウクレレだよ全員集合
イントロ Aメロ1 Bメロ1 サビ1 Aメロ3 Bメロ3 サビ2 サビ3(*) エンディング

-渋谷路地裏
イントロ Aメロ1 Bメロ1 サビ2 エンディング

-ロックンロールの社交場
イントロ Aメロ1 Bメロ1 サビ2 サビ3(*) エンディング

-アルカフェオープンマイク
イントロ Aメロ1 Bメロ1 サビ1 Aメロ3 Bメロ3 サビ2 サビ3(*) エンディング

music partyでは、内輪な会ということもあり、フルバージョンで演奏させてもらった。
無音の部分も、結構ぎこちない。
「Bメロ1でちょい盛り上がって、またAメロ2で落ち着いて、Bメロ2→サビで盛り上がって、またAメロ3で落ち着く…」
山登りを複数回繰り返すのが難しい。
一回目は滑らかに登れても、2回目、3回目となるたびに雑になってくる。

ウクレレだよ全員集合では、Aメロ2、Bメロ2を削除し、無音ありのサビ(*)も1回だけにした。
1番で一回山登り、2番で二回目の山登り、そのまま足を伸ばしてサビへ。という流れ。
サビからAメロに移行する部分が好きなので(クラスタコードが気持よく響く)、「Aメロ3 Bメロ3 サビ2」は残した。
これでもまだ、2回目の山登りが難しい。

渋谷路地裏は、ちょこっと弾く機会が出来たので、特に考えずにジジアナベル版を短くしてみた。
その偶然が、1回の山登りなら滑らかに弾けるかも、と気づかせてくれた。
(この日は、曲の構成とは別に、楽しく弾けたという要因が大きい気もするが。)

ロックンロールの社交場では、サビ→Aメロのクラスタコードを泣く泣く諦め、山登りが1回で済むシンプルな構成に。
でも、曲に気持ちが乗っかっていった。
(この日も、演奏しやすいように盛り上げてくれた友人らのおかげ、という要因も大きいかもしれない)
課題もあって、無音部分は、焦ってしまって溜めきれなかった気がする。もっと自然体で無音を入れたい。

次は、山を2つ登る演奏が出来るようになることを目指そう。
一回登って下って、また登る。
二回目の登りを緩やかに盛り上げていけるようにならないといけない。

いかに曲を連続的に弾くかという課題に立ち戻ると、曲全体のダイナミクスだけでは足りない。
もっと局所的なダイナミクスも重要になってくる。
つまり、Aメロ、サビ等のブロック単位での変化では、例えば棚田のように、不連続な平面で出来た山になってしまう。
そこをいかに、緩やかな坂の連続として表現出来るか。
それが、局所的なダイナミクスだろうと思う。

(とりあえず、無音を活かすという一つの目標のもと、曲全体のダイナミクスについて考察したけれど、たぶん目標を無音に限定せずとも、一般的に言えることだ。)

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