4/25。どのパートも難しくてハイライト。
Aメロの運指は2種類
Aメロの基本パターンは以下。
これを8小節繰り返すが、最初の4小節と後の4小節とでは、左手の運指が異なる。
最初の4小節と後の4小節とのつなぎを以下に抜き出す。
最初の4小節の運指はシンプル(上図左側)。
4弦のハンマリングは、2フレットを中指(m)で鳴らし、3フレットを小指(p)で叩く。
4小節目の最後で、1弦のGの音(3フレット)に向かって上昇していくオブリガードが入っている。
このGの音は小指(p)で拾うのだけれど、しばらく音を伸ばすと美しい。ということで押さえっぱなしにする。
そうすると、次の小節のハンマリングで小指が使えなくなるので、中指(m)を使う必要が出てくる。ここの運指は慣れないときつい。
あと、細かい話、
最初の4小節は、右手の小指を1弦に付けることで、ミュートしてるらしい。
Aメロのコード分析
AメロのコードはC。
上述のハンマリング部分、4弦の3フレットの音はFであり、コード外の音になっている。
Cだけど、Fっぽく。
BメロのFコードに引っ張られるような音作りになっている。
マーシャルアーツ奏法
AメロからBメロに切り替わるところ、Bメロの最初のFコードがスタッカートのようにパキっと演奏される。
Tuck Andressがマーシャルアーツ奏法と呼ぶ技が使われている。
普通にパキっと弾こうと思ったら、音を鳴らしてすぐ左手を離してミュート、とする。
マーシャルアーツ奏法は、さらに突っ込んで、音を鳴らす前にも注意を向ける。
そもそも左手で指板を押さえる時から、タイプライターのように指を当てることで、音のコシが出る。
力強く左手で挟む、という動作を想定しがちだけれど、下記の動画をよく見ると、左手の親指に力は入っていない。
手の平を握りこむ動きで、指を動かすのが正解。
目標演奏
ギターの演奏だけ見てても、きれいなメロディラインがあり、またテクニック満載で、それだけで聴き応えがある。
でも、デュオで聴くとまた印象が違う。厚い土台となって、メインメロディを支える。
アレンジや技術を超えたこの領域がすごい。