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主要なセブンスコードのインバージョンを見ていき、それをIsn’t She Lovelyで実践する。
インバージョン
4つの主要なセブンスコード(メジャーセブンス、ドミナントセブンス、マイナーセブンス、マイナーセブンスフラットファイブ)について、インバージョンの形を探っていく。
「今押さえている人差し指は、コードの何度の音?」
「ではその1度の音を次の3度の音に上げるとどうなる?」
というのを繰り返して、コードの形を探る。
大事なのは2点、「こういう形のコードもあるんだ」というのを知ることと、コードの形の丸暗記ではなく各指の押さえている音が何度の音かを知ること。
実践
C#m7のバリエーション
その1
C#mで「タータツタタ・タータツタタ」と弾く場所。
最初の2拍は赤いフォームで弾き、後半の2拍を青いフォームで弾く。
同じコードだけど、構成音の高さが変わるので、伴奏に動きが出てくる。
その2
最初の2拍を赤いフォームで弾き、次の一拍で青いフォーム、最後の一拍で緑のフォームへと移動していく。
駆け登っていく感じが楽しい。
最後の緑のフォームがセブンスになっている(黄色の音が混じっている)けれど、ここらへんはたぶんセンス。
セブンスは不安定な響きをもたらすので、駆け登っていってふわっと浮き上がる感じを作り出す。
一方で、緑→青→赤と下ってくる動きは、ここでは却下。
セブンス=不安定な響きから小節が始まってしまうと、その小節が何のコードなのか分かりにくくなってしまうからだ。
また、緑のC#m7は、裏コード(ダイアトニックコードの3番目のコード)のEMaj7に似ている、という欠点もある。
LowGウクレレを考えた場合、上図の緑のコードは、一番低い音がEの音になり、むしろ下のEMaj7の印象に近くなってしまう。
だから、小節の最初にC#mコード感を打ち出すことを考えると、緑のコードフォームから始めることはしない方が良い。
セブンスのインバージョンの形を探っていくと、裏コードに似てしまうことが時々あるので注意すべしということだ。