結論から言えば、モーダルインターチェンジではなかった。
部分転調と言うのかな?
ともあれ、理論で後追いできないけれど、素晴らしい音楽というのは存在する。
自分の耳で音楽作れる人ってすごいなあ。
ということで、モーダルインターチェンジの分析は、「音の外し方」をカテゴライズするために使うことにしよう。
「音が外れた」っていうことに気付くためのダイアトニックコードに関しては、しっかり習熟しよう。
Aメロの冒頭抜粋。
G
無気力な言葉の
B7
Em
せいで
途方に
Em
くれる 僕の指
C
Eb
〜
yeah
G Major Scaleのダイアトニックコード:GM7 Am7 Bm7 CM7 D7 Em7 Gbm7(-5)
B7、Ebはダイアトニックコードに無い。
音を外すときの王道パターンの1つ、モーダルインターチェンジを疑ってみる。
キーGの各モードのダイアトニックコードを確認してみると、
Ebは2つのモードPhrygian、Aeolian(Minor)に出てくるが、B7はどのモードにも出てこない。
B7がダイアトニックコードとして出てくるスケールをMajorの中から探すと、E Major Scaleだけだ。
無理くり理論的に言えば、
B7でG MajorからE Majorへ部分転調、
EbでG MajorからG Minorへモーダルインターチェンジ
ということになるのだろうか。
まあ、理論的な説明もそんなに綺麗じゃないので、ここは単に、「ここで音を外そう」と考えたCHAGEが耳で探り当てた気持ちの良いコード、と考えることにする。