ひとり咲き~私的チャゲアス随想~「NEVER END」より、「月が近づけば少しはましだろう」について。
だれもが味わう挫折とそれを乗り越えようとしてもがく人の姿を描きます。「動きたくない」からの転調を除くと、コード進行はシンプルというか定番です。ビートルズの「Let It Be」風のコード進行なのです。ただし、あくまで「風」であって同じではないですよ。この直後に発表したチャゲアスの「NO PAIN NO GAIN」でもこのコード進行を使っているのですが、生きることの苦しみを歌うことでは共通しています。
この2つが、同じコード進行とは。(月が〜とno pain〜)
確かに、どちらの曲も、静かにうねるような曲調で進行していき、サビでの盛り上がりは、ギュッと絞られ引きちぎられそうになるギリギリのところで耐えているように、ASKAが雄叫びを上げる。
そんな感じが共通しているかもしれない。