CHAGE&ASKAのイントロ分析(1)

CHAGE&ASKAのキャッチーなイントロについて分析する。
まずは、アルバム『PRIDE』〜『RED HILL』あたりを分析。(つまり一番売れた時期)

キャッチーなイントロは、言ってしまえば売るためのテクニックのような気もする。
でも、90年代CHAGE&ASKAの特徴の1つであることは間違い無いので、ざっくりと分析しておく。
なおこのキャッチーさが、CHAGE&ASKAの趣向なのか、アレンジャーの趣向なのか、どっちかは不明。

素早いコード進行

BIG TREE

作曲:ASKA、編曲:澤近泰輔

最初の2拍でドラマチックなコード展開があって、トニックコードCに落ち着く。
(あ、図にキーが書いてないから分かりにくいな)

BIG TREE

no no darlin’

作曲:ASKA、編曲:JESS BAILEY

最初の一小節はコード進行としてはおとなしいけれど、二小節目で一気に展開。
この間の取り方もすごい。

no no darlin

コードに先行してメロディから入る

わりとこのパターン好きかも。

太陽と埃の中で

作曲:ASKA、編曲:JESS BAILEY

出だしのコードが鳴る前に、メロディが2拍分先行して入っている。
なお、歌詞の代わりにメロディの音を記入している。

太陽と埃の中で

「ミファドシソ」というメロディ
コードEに対して3度の音(ファ、ab)から入っているので、ちょっと不安定なところから安定なところに落ち着く印象。
不安定→安定で、ぐっと引きこまれちゃう。

君は何も知らないまま

作曲:CHAGE、編曲:村上啓介

君は何も知らないまま

「ファドレー」
最初のコードはCadd9。印象的なのは、この9thコードかもしれない。
9thを活かすために、「ファド」と上がってくるんだろう。

(CHAGE曲はあんまりyoutubeに上がっていない…)

その他の曲

以下の2つも同じパターンとして整理しておく。

  • HEART
  • Ripple Ring

いつか分析したい曲

とりあえず箇条書き。
仮説程度のグループ分け。

  • 16ビートアルペジオ系
    • PRIDE
    • SCENE
    • Man and woman
    • Say yes(ベース音あり)(ぼわぼわぼわって始まる)
    • (スケールノート使ってるからアルペジオ=分散和音とは呼ばない?)
  • リフ系
    • 夢の番人
    • Girl
    • Hang up the phone
  • コードに先行するビート
    • NL
  • リズム系
    • One
    • クリムゾン(小刻みなビートの上で短いメロディが鳴る)
    • ぼくらのかけら
    • ロマンシングヤード(ドラムビートに混じる和音)
    • 明け方の君
    • Love affair
    • (リズムが始まると、その世界に乗せられる)
  • リズム系:シャッフル
    • 僕瞳
    • Love song
  • 意表
    • ホタル(レトロ)
    • 東京ドール
  • その他
    • Yah yah yah
    • The time
    • どうってことないさ
    • 馬を降りた王様
    • 花は咲いたか
    • 僕はすっかり
    • 僕はmusic
    • Guys
    • 天使がくれたハンマー
    • レノンのミスキャスト
    • ミステリー(不安な入り。不思議な入り。)
    • From coast to coast
    • River(メロディ)

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