Aメロのアレンジ

一番難航した気がするAメロ。
メロディと一緒に和音感を出す。それと同時に、和音が出すぎてメロディを埋もれさせないための取捨選択が必要。

自分の作ったアレンジ

最初にアレンジを作った時は、サビを中心に引き算のアレンジを考えて、ほぼメロディだけの寂しいAメロになってしまった。
そこから、「和音の感じをもっと出す」というアドバイスに従って作り直してみたものの、今度はメロディが埋もれてしまう…。

また、頑張ってピアノのアルペジオを再現しているものの、ミスを犯している。
アルペジオの開始が8拍子分早い。
アルペジオが全部で5音あるのだけれど、その5音全てを一つの小節内に収めている。
before

正解は、4拍目の頭でアルペジオが開始して、最後の5音目は、次の小節のFコードと同時に弾く。
「次の小節につながる4拍目が大事」というのは、こういうことなんだなあと、ようやく理解する。
アルペジオが挿入される場所にも理由があるのだ。
after

先生の作ったアレンジ


(まだ自信がないのもあって音が小さい)

まず、メロディを弾く場所を決める。
ウクレレの指板には、同じ高さの音が何箇所かに散らばっている。
どこを使うかで、メロディが歌うかどうかが変わる。
歌っぽく弾くには、理想的には一本の弦で連続的に音を追っていくのが良い。
でも、弾きやすさを考えると、現実的には複数弦にまたがって弾かざるを得ない。
そうすると、弦を移るときに音が途切れる。
逆に、音が途切れて欲しくない歌はどこか、と考えて、指板上のどこの音を使うのかを選ぶ。
今回は、「おもうようには」の太字部分をスライドで表現するために、3フレット周辺を選択。

次に、メロディにコード音を重ねていく。
問題なのは、メロディのどこにコード音を重ねるのが良いか。
原曲をよく聴くというのが答えなんだろうけれど、
とりあえずの指針として先生のアレンジを一般化してみると、ボーカルが声を伸ばすところにコード音を重ねている、感じかな。

ここまでだと、メロディにコードを載せただけなので、メロディの間がスカスカの演奏になってしまう。
そこで、メロディの間を埋めるように、アルペジオでコード音を配置していく。
ただ、ここがすごく難しくて、アルペジオでやり過ぎると、メロディが埋もれてしまう。
ここのバランス感なんだろうなあ、大事なのは。

メロディの間のアルペジオをいかに埋めるか

ちょっと考えていて、自分の癖に気づく。
4拍子で弾きたがる。

「いかないもんだな」の部分。
一拍目のFコードを4拍子で弾く自分。

先生は8拍子で音を埋める。
確かにこっちの方がスピード感が出る。

比較してみるに、変なところで4拍子を入れちゃうと、ボーカルが伸びるところとの区別が付かなくなる問題がある。
そうか。
メロディが埋もれるという事象には2つあって、
アルペジオの音がいっぱいあってそこに埋もれることだけじゃなくて、メロディと紛らわしいリズムが入ることでメロディが見えなくなってしまうこともあるのか。

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