原曲のキーに合わせるべきか、それともウクレレが得意とするキーに移調すべきか。
最初の自分の考え
「ウクレレが得意とするキーに移調する」
なぜこう考えたかと言えば、ウクレレが持つ一番美しい音を活かしたいから。
一方で考えから抜けていたことは、「それぞれのキーが持つカラーがある」ということ。
ウクレレの音を活かす
まず、ウクレレの音を活かしたいという点。
カラオケで歌いやすいようにキーを上げたり下げたりするように、キーを変えることは重要なことだと思う。
カラオケで言えば、別に原曲キーで歌えないことは敗北ではなくて、自分の声という楽器の一番美味しい高さを活かすための行為であると思う。
理屈上も、キーを変えたところで、メロディの相対的な高さは変わらないのだから、音楽的な変化もそこまで大きくないはずだ。
宇多田ヒカルも「高すぎるならキーを下げてもいいよ、歌は変わらない強さ持ってる」と歌っていた気がするし。
もちろん、キーが変わったものを聴けば「原曲のイメージと違う」とは思う。
でもそれは人間の脳が馴れた音以外のものに違和感を呈しているだけかと思っていた。
キーの持つカラー
という疑問を先生に投げたときにもらったコメント
「とは言え、実際に鳴っている音は違う」
「キーそれぞれのカラーというものがある」
確かに一点目は言われてみればその通りである。
鳴っている音は違う。キーを変えた同じ曲は、似ているけれど、それはつまり違いがあるということでもある。
そこで二点目、キーの持つカラー。この違いを見抜けるのが音楽的なセンスだろうなあと思う。
理屈じゃどうにもならないところなので、じっくり育てていきたいなあ、このセンス。
まとめ
原曲キーか、移調か。
理想の答えは、二者択一ではなくて、この二者のバランスが取れることである。
各キーのカラーが分かっていれば、楽器の美味しい音を活かすために移調するとしても、カラーの似ているキーを選ぶことが出来るから。