ギター塗装

塗装楽しい!
自分の思う色が出来上がっていくこのワクワク感。
作業は結構難しくて、綺麗に仕上がるか不安が膨らんでいったけれど、塗りあげた途端に愛着が生まれた。

目標はサンバースト塗装。
塗装の細かい手順等はこちら
ここでは、下準備、目止め、着色、トップコートの作業メモ。

下準備

全体的にヤスリがけ。このヤスリを怠ってしまったせいで、塗装後にザラザラする部分が残ってしまったのは反省点。

余計なところを塗装してしまわないように、マスキング。30[mm]幅のマスキングテープを100円ショップで購入して、ペタペタと貼っていく。
指板を隠し、穴を塞いでいく。

05_マスキング1_1 06_マスキング1_2

07_マスキング2_1 08_マスキング2_2

ベランダに塗装スペースを作成する。
100円ショップで2[m]×2[m]のブルーシートを2枚購入。
そのうち1枚は半分にカットして、2×2×1[m]の直方体を作るようなイメージで、ブルーシートを張り合わせた。

09_塗装ブース

エアコンの室外機がいい感じに設置されていたので、そこからギターをハンガーでぶら下げる。

10_ギター吊り下げ

目止め

HOSCOのこのセミアコキットの材質はメイプル。
メイプルは導管が細いので、砥の粉を使った導管埋めは不要。らしい。

目止めの作業として、アサヒペンの木部用プライマーを全体に吹きかける。
一晩乾かした。

着色

まとめ

難関。いろいろ失敗した。

車用のボデーペンというスプレーで着色。
(同シリーズのエアータッチも用意していたけれど、結局使わず。)
スプレー塗装で参考になったのはこちらの記事
ただし、失敗してみて身に沁みる、ということが多かった。

金言だなあと後から思ったのは、以下の2つ。

下地をきちんと作っていれば、上塗りはなんでも綺麗に塗れるわけです。
逆に、どんなに上手いプロでも、下地がダメな場合は綺麗に塗れません。

塗料の吹き始めは粒になって出やすいので、失敗しやすい

以下、失敗事例を交えながら、作業メモ。

塗装1:下塗り

サンバースト塗装の前に、下地を塗る。
裏面、側面は青一色。
表面は下半分を白く、上を青く塗装。

11_塗装1

失敗その1。
スプレーかけ過ぎて、垂れてしまった。
青色は塗れていることが分かりやすいんだけど、白は塗れているか分かりにくくて、ついつい塗り過ぎに。

12_失敗1

やばいやばい、なんとか軌道修正しようと、いろいろやって更にひどいことに。
半乾きのところに紙やすりをかけたら、塗装がボロボロと剥がれクレーターのように…。
こうなったら塗りまくって隠してやれと、多めに塗装すると、垂れに垂れ…。

13_失敗の上塗り

上述の金言のように、一旦下地がダメになると、そこに何度塗り重ねても、下地のダメなところが強調されるばかりで、下地の荒を隠すことは出来ないのだ。

ここで一旦、友人と飯を食って頭を冷やす。
半日ほど放置して、完全に乾いたところで紙やすりをかけると、まあまあ許容範囲のところまで修正出来た。
そこに再度白をスプレーし、下塗りを完成させる。

塗装2:サンバースト

白い下塗りの上に、青色でスプレーしていく。
車用のボデーペンはスプレー缶だけど、粒が細かいために、綺麗なサンバースト塗装が出来る。

特に白い部分へのマスキングはしなかった。
白い部分の真ん中の少し上あたりでスプレーを構え、ギターのへりをめがけて発射。
飛沫が散って、格好良いサンバースト塗装の出来上がり。

14_サンバースト

ここで、若干の失敗。
下記のように、ところどころ大きな飛沫が飛んでいる。(金具取り付け後の写真)

15_サンバースト失敗

これは、上述の2つめの金言に関連。
スプレーの吹き始めは、大きな粒が飛んでしまう。
つまり、スプレーは「プシュッ、プシュッ」と細切れに吹き付けるのではなくて、「プシューーーーーーー」と一息に吹き付けるのが良い。
さらには、スプレーの吹き始めはギターの外で行い、粒が安定したところでギター本体を塗装し、またスプレーの終わりにはギターの外までスプレーを移動してから、ボタンを離す。
というのを、実際に体験してみてようやく理解。

トップコート

着色したものを数時間乾かし、最後にボデーペンのクリアーで仕上げ。
こちらは特に難しいことは無く。

所要時間について

ヘッドの加工を金曜日の夜に初めて、トップコート塗装終了は日曜日の夜。
塗装の待ち時間が長かったのでかかりきりというわけでは無かったけれど、まとまった時間は必要かな。

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