CHAGE&ASKA「恋人はワイン色」のAメロのウクレレソロアレンジ。
「すれ違う 君に見とれて スローモーション 跳ねたワイン 君のドレス」
ワンフレーズアレンジ
質より量。
上達のためにはそんな側面もあると思う。
ということで、ワンフレーズアレンジ。
お気に入りのフレーズを、アレンジ・研究していく。
目標は、
・アレンジや作曲の勉強
・ピックアップで綺麗な音を鳴らす練習
・自分の好きな音楽とは何かを探求
恋人はワイン色
恋人はワイン色(1988年)→LOVE SONG(1989年)→SAY YES(1991年)→no no darlin’(1992年)
とつながっていく、ASKAのロマンティックなラブソングの、原点に当たるのがこの曲(だと個人的には思う)。
原曲はAb Major Scale。
ウクレレで弾きやすいように、G Major Scaleに移調してアレンジした。
楽曲分析
コード進行
Aメロのコード進行はシンプルで、いわゆるイチロクニーゴーと呼ばれる「I→VIm→IIm→V」の進行。
ウクレレマガジンVol.9「弾き語りがもっと楽しくなるコードのつくりかた」特集のトップバッターを飾る進行でもあるので、本当に代表的なコード進行なんだろう。
でも、続くBメロはまさかの「ひょっこりひょうたん島進行」。(一般名称は不明)
IIIm→IV→IIIm→IV→IIIm→IVという、トニックコードに着地せずに1音違いのコードを繰り返す進行。
たぶん、このシンプル→奇抜の振れ幅が面白いんだろう。
メロディ
「すれちがう」「君に見とれて」「スローモーション」「跳ねたワイン」の4つのフレーズはほぼ同じメロディラインを辿る。
最初の4音「すれちが」で1音ずつ4拍子で下がっていって、「う」で上がる。
他の3つも、それぞれ多少の変化はあるけれども、基本構造はこれと同じ。
このAメロを2回繰り返し、溜めて溜めて、Bメロの「突然過ぎた出会いは」でメロディを大きく展開させていく。
ちなみに、このAメロのメロディの形は「パラダイス銀河」(ASKA作詞作曲)の「ようこそここへ」と一緒だ。
恋人はワイン色の発売は1988年2月5日、パラダイス銀河は1988年3月9日。
これは絶対遊んでるだろ。
アレンジ履歴
その1
- 課題1:ジャッがうるさい
- 歯切れよく弾きたかったので、一拍目の裏に休符を入れてストロークしてみた
- 弾いてて楽しかったけど、いざ聴いてみると、しつこい
- 課題2:「跳ねたワイ〜ン」
- ここではストロークで弾いてるので、「イ〜ン」感が消えてしまって、カクカクしたメロディになってしまっている
その2
先頭の音源がこれ。
- 修正1:爪→腹
- 突然の休符感を緩めるために、直前のダウンストロークを、人差し指の爪ではなく、親指の腹で優し目に弾く
- 一息にジャッと指を振り下ろすのではなく、バラランと4弦全部の音を鳴らすつもりで弾く
- 修正2:ストローク→スライド+スクラブ奏法
- 「イ〜ン」感を出すべく、スライドとスクラブ奏法で「〜」のニュアンスを表現