サビの解放感

ひとり咲き~私的チャゲアス随想~「WALK」より

Aメロはメロディーがありません。「HEART」の「がんばることだけが~」の部分や、「僕はMUSIC」の出だしのように同じ音を羅列するパターンです。これは特別変わった手法というわけではありません。ビートルズの「JULIA」など古今東西いろいろな人がやっています。淡々とした展開が続くからこそ、Bメロ・サビでの解放感はたまらないものがあります。

サビ前の別メロディー

ひとり咲き~私的チャゲアス随想~「SAILOR MAN」より

この歌に始まったチャゲアスの曲作りの特徴があります。最後のサビのリフレインの前に「別メロディー」が挿入されているんですね。A-B-C(サビ)-間奏-A-B-C-D(別メロ)-C(サビ)という作りです。今では当たり前のように思えますが、チャゲアスでは「SAILOR MAN」が初めてなんです。「ものがたりだと~」からはじまる8小節の部分のことです。