LP(Laura Pergolizzi)
この演奏ではウクレレ使ってないけど、好きな曲調(ロック寄りのポップ?)。
ウクレレ&口笛プレーヤーのすごさが全面に出てるのがこっち。
普通にアルバムを聴くと、力強い声とバンドの音に意識を持っていかれるけれど、もう少し耳を傾けてみると、ウクレレのアルペジオやストロークの音もしっかり聴こえてくる。
なぜバンド編成で、音が埋もれそうなウクレレを使うのか。
また弾き語りにしても、この力強い歌声のバックに、なぜウクレレを選んだのか。
このインタビューによれば、ウクレレや口笛についてこう言及している。
(正確に訳すほどの英語力が無いので引用で逃げ…)
But whistling is kind of an off-the-cuff(即興的な) thing I pretty much do all day, everyday. I’ll be in a store whistling. I’ll never sing in a store, but I’ll whistle. So the ukulele and the whistling kind of came together, and that’s what brought this new artist thing for me.
口笛は、誰にとっても身近な音楽の手段で(人前でやるのは恥ずかしいという問題は置いといて)、常に自分のそばにあってそのときの感情を表現出来るもの。
LPにとっては、それと同様にウクレレがあって、いつでも一緒に持ち歩けて、そのときの気持ちを音楽として出せるものということみたい。
確かにウクレレの持ち歩き性能は抜群!
では、そういう楽器と、バンド楽器と合わせることで何を狙うのか。
楽曲「Someday」に言及してこんなことを言う。
I wanted the juxtaposition(並置) of ukulele and big drums. I wanted this constant balance of delicate and strong.
自分の能力ではまだ、繊細さと力強さのバランス感覚というのを音楽から聴き取ることは出来ないのだけれど、そういう考え方もあるというのは大きな発見。